メイクの前に塗るもの…それは!?】チャラ男の娘日記 第9日
(前回のおさらい)突如現れた女子高生三人組、ヨーダ、ヒラメ、ダイコンにプレッシャーをかけられたチャラ男は化粧品売り場で身動きできず立ち尽くす。が、チャラ男の脳内で激しく何かがスパークした!
以下はチャラ男の中の
チャラ男A、チャラ男Bの問答である!
A 「そもそも、俺はなんでここにいるんですか」
B「それはね、男の娘になるためでしょーが。その道具を買いに来たんでしょーが」
A 「俺はなんでビビってんですか」
B「それはね、お前が男としていいカッコしたいからでしょーが。
よーく見なさい。クソ可愛いバリギャルならまだしも、相手はクソミソ三人組です。そんなクソミソの前でいいカッコして、お前に何のメリットがあるというんですか?」
A「ない!全くない!」
B「そーでしょーがぁ。お前はBBクリームを持って化粧品売り場に立っているということを恥じている。それはなぜですか?」
A「男だからです」
B「つまり、お前は男の娘になることを恥じているんですよお」
A「そうかもしれないです」
B「じゃー、なんでやるのですか?」
A「面白そうだからです」
B「何が面白いの?」
A「男である自分が女の子になることがです」
B「でも恥じていたら、それは心から面白さを感じることはできないんじゃないですか?」
A「‥可愛くなれれば恥ずかしくないと思います」
B「よーく考えてごらんないさい。可愛くなるということはね、
その前はそれよりも可愛くないということなのです!」
A「はい」
B「世間的な一般的可愛さをものさしとして考えるならば。何もしないで可愛い子なんてねひと握りです。そういう子はお化粧しなくたって可愛い。だからお化粧したらきっともっと可愛いくなるでしょう。だけどね‥」
A「はい」
B「お化粧は平等なの!!」
その時、チャラ男の脳裏に姉貴のビフォーアフターがフラッシュバックしたのであーる。あのヤバいスッピンの姉貴はメイクによって女神のごときキャバ嬢へと変身しているのだ。
A「そりゃそーだよ、そばそーだ!」
B「覚えておきなさいね。今からいいこと言うから
メイクの前に恥を塗れ!!」
A「メイクの前に恥を塗れだと!?」
B「そうよ。キレイを手にいれた者はその前にいっぱい恥をかいてるの。私なんでブサイクなんだろうとか、あと人にバカにされたりとかね。でもそれが未来の美しさを輝かせる下地になるのよ!究極の下地にね」
A「究極の下地!」
B「BBクリームそのものは恥ずかしいもの?」
A「いや恥ずかしいものではないです!」
B「もし、あなたが右手に持っているものが
BBクリームではなく
TENGAだったどうですか!?」
A「それは恥ずかしいものです!!」
B「そうでしょーがよぉ!つまりBBクリーム自体は恥ずかしいものではない。
しかしそれを持つことへ今感じている恥じらいは、あなたにとって美へのステップアップになるメリットのある恥じらいなの!
どう?女子高生に嘲笑われながらTENGAを持ち帰ったとして、あなたにとってどれだけのメリットがあるかしら?」
A「ヌいて終わりです!」
B「でしょ!でもBBクリームは違うわ。もし思いっきりバカにされて笑われたとしても、あなたは逆にそれをバネに思いっきりメイクを頑張るはずよ。そしてキレイになっていく!だからね」
A「はい」
B「こういう恥をいっぱいかきなさい!!」
以上のやり取りは現実の時間でわずか30秒。
チャラ男AとBはまた一つとなり、チャラ男は女子高生達をキッと凝視したのである!ヨーダ、ヒラメ、ダイコンは果たしてどう出るのか!?
続きは第10回 チャラ男の娘日記 で。(2016年7月15日配信)
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