BBクリーム、ついに・・・】チャラ男の娘日記 第12日
ふあぁぁん‥ドッドッ ドッドッ
ちぃぃぃん‥ドッドッ ドッドッ
テレビのスローモーションのように
効果音混じりの心臓の音がチャラ男の中で響いてたんですよ。
レジへの距離はおよそ10歩くらいのもの。
這い這い卒業したてのお子ちゃまにはつらい距離かもしれない。
しかし俺は大人様なのである。
スタスタスタッといけば、ものの2.3秒ですぐレジなんであーる。
だけど、チャラ男
この時に限っては
お子ちゃま だったようでちゅ!!
久々にチャラ男格言のせときましょーか
距離と時間は、心で変わる。
レジはさっきのボーッとしたおばちゃんです。
ガマガエルみたいな顔してただ一点を見ている。
ハエが飛んできたら食っちゃうかもしれない、そんな感じ。
詳しいメカニズムはわからないですけどね、
チャラ男の今までの膨大なデータから判断するに、
こういうおばちゃんは多少のことでは反応しないんです。
だから今のこのシチュエーションにおいて
このカエルおばちゃんまさにベストなキャスティングなんですよお!
幸いなことに店内でこの俺を認識しているのは、クソミソ女子高生三人組のみ。
奥の方でガキの手を引いて洗剤かなにかを見ている主婦がいるが、こちらには気がついていない。
まさに今が好機なり!!
レジの前に立ち、BBクリームを差し出しました。
おばちゃん、俺の顔を一瞬見たけど全く表情変えず!
まさに俺の予想的中!
これで俺のデータの精度がまたアップしたというものですよ。
さー、早くレジ打ってね。
おばちゃん、BBクリームにバーコードスキャンを当てました。
ピッ
って鳴らない。
もう一回。
もう一回。
おばちゃん‥いやババアは無表情でバーコードスキャンを当て続ける。
チャラ男、とんだ無間地獄に迷い込んでしまったのですよ!!
続きは第13回 チャラ男の娘日記 で。(2016年7月18日配信)
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