ラブホテルで女に?】チャラ男の娘日記 第33日
「あー!!コロちゃん!!」
ダイブツが叫んだ。
コロ?ブー子の名前、コロちゃんなのか?
コロ助、もしくは犬かよ!!
「いっつもそう、あたしがコーディネートしてやって出かけて行ったと思ったら、酔っ払って男をつまみ食い。そんな時にあの子が使うホテルはここで決まってるの。だからあたしはここにいるの」
ここにいる?うえっ!?
ダイブツの股間が俺の尻でまだバウンドした。あうっ
「不思議そうな顔してんね。あんた、あたしがどうやってこの部屋に入ってきたんだと思ってるでしょ」
うなづく俺。
「それはね」
ダイブツのその語り口から、赤ずきんちゃんの一節が頭をよぎってしまった。あー、俺のバカ。
「あたしがここのオーナーだからだよ」
!!!!!!
「さっき部屋の電話鳴ったろ。あれはフロントからだよ。あたしがこの部屋に行くのも知ってるし、あたしが延長って言った時に、
それがどーゆーことなのかフロントは全て理解する。優秀な部下だからね。あんたが最初じゃないの。今まで数えきれないくらい普通に行われていることなんだよ」
その行いがこれから本格的に始まるってことか!(怯)
いや、
ちょ待てよ!!!
さっき、ブー子の電話の相手はタワレコの近くにいるって言ってたじゃん。明らかにお車で向かっている会話だったじゃん!!!
ってことは
あの電話の声の主はこいつじゃない。こいつの声も相当恐ろしい!
だけど、
きっと違う!!!
やっぱり、
やっぱり!
もう一人のヤバイ何者かがこのホテルに向かっている!!!
間違いねえって!タイヘンだって!!
どうするの!??
ダイブツに知らせた方がいいのか?いやこいつもグルなのか!?
疑心暗鬼!!
「今からあんたをね」
「女にするよ」
棚ボタって言うのかこういうの。
俺、チャラ男の娘になります宣言してから怒涛の展開でした。
そしていま思いもよらぬ形で、その機会が遂に目の前に現れたのです!!
しかし同時におっとろしい危機も迫っていることは確かなのである!!!!
続きは第34回 チャラ男の娘日記 で。(2016年8月8日配信)
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