第25回「ラブホテルラプソディーin渋谷」色情スパイラル

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某月某日【とある娘の日記】

私はあの娘たちを探しました。

喘ぎ声が聞こえました。

それは二つの部屋からでした。

奥の方からあの娘たちと思われるもの。

手前は

男と女の喘ぎ声でした。

そーっとそーっと、
私は覗きました。

立ちバックでセックスしてました。

スーツ姿で下半身だけ裸の男が、中年の女を突いていました。

女は「しぬ!しぬ!」と叫んでました。

男は「しね!しね!」と叫んでました。

そして女は

「イグー」

と叫んで崩れ落ちました。

男は「勝手にいくんじゃねーよ」

と言って、女をベッドに寝かして正常位で腰を振り始め、

すぐに

「ボクたんいっちゃうです!!」

と幼児言葉になり果てました。

そして悪い夢から覚めたかのように不機嫌そうな顔で起きました。

男が部屋から出るのを廊下の陰から見ました。

奥の部屋からはあの娘たちの喘ぎ声がまだ響いてました。

男はそこへ行きかけましたが、やめて階段を降りて行きました。

途中で痰を吐く音が聞こえました。

私は再び部屋を覗きました。女は裸のまま放心状態で横たわったままでした。

そして、手帳を取り出し何かをメモしていました。

服を着た女は廊下に出ると、奥の部屋を覗きにいきました。

首だけつっこんで観察している様子は遠目から見ても気味が悪いものでした。

その時、それまで全く気配のなかった真ん中あたりの部屋のドアが突然開きました。

女は驚いて陰に身を隠しました。

頭から白いシーツのようなものを被った人間が現れました。
それはまるでハロウィンのお化けのようでした。

そいつは娘たちのいる部屋の前へと向かったのです。

 

明日の日記へ続く。

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