第28回「ホテルのベッドと病院のベッドは大違い」色情スパイラル

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9月11日【ある患者の日記】

ホテルのベッドは天国よ。

だけど病院のベッドは監獄ね。

今日も私は全身白い包帯に巻かれて、点滴をつなげれられてるの。

今の私、まるでiphoneね。

iphone7気になるわー。

看護婦にどんなんか聞いてみたら、

「今日はいい天気ですよー」だって。

ふざけんじゃねー!

患者をバカにするんじゃないよ。

それとも、オカマをバカにしてんのか。

ご飯食べたい。

点滴ばっかりで、とても痩せた気がする。

あとどれくらいでここを出られるのだろう。

医者も看護婦も教えてくれない。

病気の空気のいっぱい染み込んだカーテン、どうにかして。

私のホテル、どうなったんだろう。

あのメイク教えてやった坊やは元気かしら。
私のノート大事にしてくれてるかしら。

コロちゃん、

あんたものすごい速さで逃げたね。

そうだ、あんた陸上選手だったもんね。

人間、逃げ足が速いことで損することないよ。
だけどね、大事なものを落としたり、見逃したりすることもあるから気をつけるんだよ。

さて、どうするかね。

死んだはずが、オマケの人生がついてきたもんだ。

怖いものなんてないよ。

退院させてくれないというのなら

こっちから出て行ってやるよ。

なんだか楽しくなってきたよ。

脱出の計画を練ってやる。

羊のように従順な患者を演じながらね。

 

明日の日記へ続く。

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