ファンデーションを・・・】チャラ男の娘日記 第10日
30秒ほどのチャラ問答が終わった時にね、ゲップが出たんですよ。
これはマジで俺の中で、チャラ男Aとチャラ男Bがスパークしたんだと思いましたね。
で、女子高生三人組へ顔を向けたんです。
軽く笑みなんかを浮かべて。
ニコッ(ごきげんよう)
三人組は‥
俺をクソ見るような眼差しで一瞥するとヒュッと目をそらしやがりました。
自分たちのクソミソっぷりは完全に棚に上げ、
互いに陰湿な目配せをしてから苦笑いを浮かべたかと思うと、
小馬鹿にした眼差を俺とBBクリームに投げかけ、
階段をさーっと降りて行きやがったのです。
女子高生たち「なにあれ?きもっ!ほもっ!おかま?きったねー。BB持ってたよねー。おめーが持つなよって。笑ってたよね。きもっ」
きっつーぅ。
チャラ男が人生でかく、こんなの初めてですよ的な恥。
マジでこりゃキツイわ。
あまりにキツすぎて、
一瞬、俺のエロ人生でナンバーワンの女としたセックスを思い出して自分の心を慰めかけちゃった。
でもそれは、
逃げなのだ!
そして今さっきかいた恥は、
未来の美の土台となる究極の下地!!
だから、
だから‥
もっともっと塗らなきゃいけないんだ!!
次の瞬間、
俺、サンプルのファンデーションを顔面に塗りたくっていました。
そして口紅のコーナーへダッシュして、メルヘンの花畑に生えてそうなファンシーピンクのリップスティックをグリグリと唇にローリングさせると‥
階段を駆け下りました!
三人組はまだ店内にいやがりました。
しっかり見やがれでございますよーだ!
次回、ドラッグストアが静かなる戦場と化す!
続きは第11回 チャラ男の娘日記 で。(2016年7月16日配信)
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