第18回「新たなる日記!運命の交差点で天使と悪魔は微笑む!」 色情スパイラル ~とある父と娘の日記~ 某月某日

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某月某日【とある娘の日記】

人生で振り返る記憶が多いのが、いいことなのか面倒なことのか。

きっと内容による。

それに面倒な記憶は、無意識に消去されているかもしれない。

冷静に振り返ると、それらはすべて滑稽なことなのかもしれない。

シリアスとギャグは表裏一体。

滑稽。

烏骨鶏。

烏骨鶏は大人になってもヒヨコのような綿毛を全身にまとっている。

それは鶏になることを拒否してそのまま大きくなった感じもする。

烏骨鶏は天然記念物。

人間にも天然記念物があってもいい。

あの日、スタバから渋谷のスクランブル交差点で行き交う人たちを見下ろしていました。

天然記念物はいないだろうか。

大勢のエキストラ。
だけどみんなそれぞれの人生では主役。

交差点から見れば私もまたエキストラ。

主役、脇役、エキストラ。

人生で果たせる三つ役目。

これ以外に何かをしようと思うのなら、
それは、、

もう神様になるしかないのだ。

さきほど、私自身が交差点を渡るときに視線を感じました。

それは背後から入り込んでくるスカウトのものではなく。

頭上からでした。

TSUTAYA2階のスタバから女の子がこちらを見ている。

私を見ている。

見たことがある。

あの子を

見たことがある。

私は気付かぬふりして、スタバに入りました。
予想通り、あの子も降りてきて列に並んだ。

2階に上がり、キャラメルマキアートを飲む。

そしてスクランブル交差点を見下ろしたのです。

やがてあの子が上がってくると、手にはキャラメルマキアートがありました。

私は知っている。

こないだ見かけたあの子はフラペチーノを飲んでいたのです。
一人ではなく。
二人で。

あの子は幸せなストーリーの主役の顔して笑っていました。

そして、スタバを出たあと二人はタワーレコードへ向かったのです。

 

明日の日記へ続く。

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